同社はハイエンド人材の供給と活用を軸に、成長を図っています。基本戦略は、人材紹介を第1の柱（特にコンサルティングファーム向け）、事業会社向けサービスを第2の柱、スキルシェアを第3の柱とする三本柱での複合成長を目指しています。経営の評価指標としては売上高と営業利益を重視し、サービス別には人材紹介「AXIS Agent」の入社決定人数やスキルシェア「AXIS Solutions」のフリーコンサルタントの稼働人数を主要な成果指標としています。2025年7月1日に実施したコーポレートリブランディングで「答えは、人が出す。」を掲げ、ブランドとサービスの統一により市場での存在感強化を図っています。

重点投資分野としては、現役コンサルタントの登録シェア拡大、事業会社向けサービスの強化、自社社員とフリーランスを組み合わせたハイブリッド型コンサルティング、会員向けポータルの開発、及び積極採用と生産性向上に注力しています。差別化の源泉は、コンサル業界での採用実績と経営層への接点により、マネージャー以上やDX領域など高い専門性を持つ人材を集められる点にあります。同社はこれらをワンストップで提供することで、企業の「人的資本の最大化・最適化・再配置」を実現することを目指しています。

新市場の開拓や事業拡大では、従来のコンサルティングファーム中心から事業会社領域への展開を加速させ、スキルシェアの事業化を進めて継続的な収益基盤を築く計画です。具体的には、企業のDXや経営企画領域でマネジメント層の採用支援を強化し、短期相談サービス「AXIS Advisors」などオンライン接点を増やして顧客接触機会を拡大します。また、会員向けポータルや定額型サービスでリピート利用を促し、採用成功報酬やプロジェクト委託料に加え、プラットフォーム手数料による収益の安定化を図っています。

技術革新への取り組みとしては、会員向けポータルの開発やデータベース整備を通じたマッチング精度の向上、オンライン面談や短期相談のプラットフォーム化、業務の自動化による生産性改善に投資しています。これにより、フリーコンサルタントの稼働率や企業の採用決定スピードを高めると同時に、内部管理や情報開示の効率化でガバナンス強化にもつなげる方針です。

Axis Consulting CorporationJP:9344

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経営方針