- 日本企業
- サンリツ
サンリツJP:9366
事業内容
サンリツは、主に物流事業を中心に展開している企業であり、連結子会社2社と共に事業を行っています。具体的には、梱包事業、運輸事業、倉庫事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業は、サンリツとその子会社である千葉三立梱包運輸株式会社およびSANRITSU LOGISTICS AMERICA Inc.によって運営されています。
梱包事業では、サンリツとその子会社が協力して、商品の梱包作業を行っています。この事業の一部は、サンリツが受託または委託しており、効率的な物流サービスを提供しています。運輸事業も同様に、サンリツとその子会社が共同で運営し、国内外の輸送ニーズに応えています。
倉庫事業においては、サンリツとその子会社が倉庫管理を行い、商品の保管や在庫管理をサポートしています。これにより、顧客の物流効率を向上させることが可能です。さらに、サンリツは賃貸ビル事業も手がけており、不動産の賃貸を通じて安定した収益を確保しています。
経営方針
サンリツは、物流業界において「経営品質の向上」を掲げ、顧客に高品質なロジスティクス・サービスを提供することを目指しています。同社は「美しく魅力のある会社」の実現を目指し、豊かな社会の実現に貢献することを経営理念としています。
同社の成長戦略は、「オペレーションからソリューションへ」というビジョンに基づいています。これまで培ってきた高い技術力と作業品質を基盤に、顧客との対話を通じて潜在的なニーズを引き出し、解決する力を強化することを目指しています。特にB to B物流市場において、工作機械や精密機器、医療機器分野での価値提供を重視しています。
サンリツは、売上高営業利益率を主たる指標とし、2026年3月期には4.5%を目標としています。これは、梱包スペシャリストやソリューション人材の採用・育成に注力し、次の成長のための基盤を築くための投資を考慮したものです。
物流業界の変化に対応するため、サンリツは収益性向上を目指し、顧客との対話を重ねて独自のソリューションを提案しています。これにより、取引領域の拡大とシームレスな物流サービスの提供を通じて、顧客の生産効率向上を追求しています。
さらに、サンリツはサステナビリティの推進にも注力しています。ダイバーシティ&インクルージョンの推進や働きがいのある職場の実現、省人化・省力化を目的とした物流DXの推進を通じて、持続的な成長に向けた基盤強化を図っています。
海外事業においては、米国子会社への経営資源の集中を進めています。2025年6月に竣工予定のジョージア州サバンナ港倉庫の稼働により、米国内の物流網を拡大し、顧客のサプライチェーンの拡充を図ることで、さらなる業容拡大を目指しています。