日本エマージェンシーアシスタンス (6063) 株価

時価総額
¥23.5億
PER
16.8倍
医療アシスタンスサービスの有力企業。海外旅行保険付帯サービスと企業向け危機管理サービスが主力。24時間対応の医療支援やセキュリティアシスタンス、医療ツーリズムを展開。15年9月に国内初の医療渡航支援企業認証を取得。世界6拠点で事業展開。

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事業内容

日本エマージェンシーアシスタンスは、海外で医療トラブルに遭遇した日本人や日本に滞在する外国人に対して、24時間365日体制で医療支援サービスを提供している会社です。同社の主力サービスは医療アシスタンス事業で、電話相談から病院紹介、緊急搬送の手配まで幅広い医療支援を行っています。また、レストラン予約やイベントチケット手配などのコンシェルジュサービスも展開しており、海外生活をトータルでサポートする体制を構築しています。

同社の収益は主に2つの顧客層から生まれています。第一に損害保険会社から海外旅行保険の付帯サービスとして医療アシスタンス業務を受託しており、年間契約料と対応件数に応じた収入を得ています。第二に海外展開する企業や大学、官公庁と直接契約を結び、海外駐在者や留学生への医療支援、危機管理サービスを提供することで契約料収入を確保しています。ライフアシスタンス事業では、クレジットカード会社からコンシェルジュサービスの運営を受託し、年間契約料を得ています。

同社の事業は医療アシスタンス事業とライフアシスタンス事業の2つのセグメントに分かれています。医療アシスタンス事業では、海外旅行保険付帯サービスに加えて、法人向け医療支援、留学生危機管理、セキュリティ支援、医療ツーリズムなど多様なサービスラインを展開しています。東京本社を中核として、アメリカ、シンガポール、中国、タイ、カナダに海外センターを設置し、グローバルな対応体制を整えている点が同社の競争力の源泉となっています。

経営方針

日本エマージェンシーアシスタンスは現在、2025年に策定した「EAJネクストビジョン中期経営計画2025-2027」の2年目にあたる重要なフェーズを迎えています。同社は戦略的投資と収益体質の抜本的強化による企業価値の最大化を目指しており、ROE向上を重視した経営指標のもと持続的成長を追求しています。経営目標として利益確保とキャッシュフロー経営を掲げ、資本効率の改善を通じて企業価値の増大を図る方針を打ち出しています。

同社の成長戦略の核となるのが「生成AIによる業務改革」です。AIイノベーションチームを社長室に設置し、まずライフアシスタンス事業での生成AI導入を先行させ、その後医療アシスタンス事業への展開を予定しています。この取り組みにより少人数でより多くの業務を処理できる体制を構築し、業務効率化と省力化を実現します。また、高度な情報セキュリティ要件を満たす設備投資を積極的に行い、他社との差別化を図りながら新規業務受注の拡大を目指しています。

「インバウンド事業の拡大」では、医療ツーリズム事業において高度医療・専門治療のコーディネート機能をさらに強化し、健康志向の高い富裕層向けにウェルネスサービスを拡充する計画です。予防医療の観点から医療と観光を融合した滞在型プログラムの開発を進めており、2026年度からは訪日外国人向け緊急対応型医療アシスタンス事業で積極的な事業拡大フェーズに転換します。不採算・高リスク案件の整理により契約ポートフォリオを再構築し、高収益で安全性の高いビジネスモデルへの転換を進めています。

「顧客基盤拡大の積極展開」として、海外旅行保険付帯の医療アシスタンスサービスでは出国日本人数や訪日外客数の増加傾向を追い風に堅調な推移を見込んでいます。法人向け医療アシスタンスサービスでは新たなサービス提供と顧客紹介マッチング提携企業からの案件獲得を推進し、留学生危機管理サービスではアプリの統合による利便性向上を図ります。同社は既存事業の収益力強化と並行して、採算性改善が見込めない事業の統合・縮小・撤退を含めた抜本的な事業ポートフォリオの見直しを実施し、資本効率と収益性の向上を図る方針です。

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