同社は中長期的に「CROSS-OVER」戦略を軸に成長を目指しています。基幹業務パッケージ「アラジンオフィス・シリーズ」とWeb系サービスを組み合わせた「製品群」提案で顧客の企業力強化を図り、ストック型収益の拡大による安定的な利益確保を重視しています。売上高営業利益率を主要指標とし、具体的な目標として30％の達成を掲げ、収益性の高い事業構造の確立を目指しています。

同社は重点投資分野として、人材と自社開発商材の強化を挙げています。人材については職種別の基準スキルやスキルマップ、外部講師を活用した教育体系を整備し、ヒューマンスキルと技術力の両面で人材を育成します。製品面では「アラジンオフィス・シリーズ」を主力に、複数店舗管理のクラウド「CROSS MALL」や顧客管理の「CROSS POINT」などを基点とした複合提案で他社と差別化を図り、保守・運用の月額収入など継続的なストック収入を強化する施策を進めています。

新市場開拓や事業拡大では、業種別バリエーションの拡充と地域密着の営業展開を進めています。鋼材やファッション、医療機器など業界ごとのノウハウをプロジェクト化して蓄積し、各業界向けに迅速にカスタマイズ提供する体制を整えます。また、自社開発にとどまらず信頼できるソリューションプロバイダーとの連携による「生態系」拡充を進め、新たな拠点展開も視野に入れて中堅・中小企業向けのプラットフォーム化を図ります。

技術革新への取り組みとしては、開発工程の生産性と品質向上を重点的に進めています。具体的にはプログラムのモジュール化や業種別テンプレートの整備、納品前のテスト強化を行い、AIを活用したコーディング支援など最新技術の導入で工数削減と品質安定を図ります。加えて営業から契約後のシステム構築までのプロセス管理システムや顧客データベースを整備し、顧客ニーズの可視化と迅速なアフターサポートにつなげていきます。

	2011/07	2012/07	2013/07	2014/07	2015/07	2016/07	2017/07	2018/07	2019/07	2020/07	2021/07	2022/07	2023/07	2024/07	2025/07
Return on Assets	-	-	-	-	3.5	5.6	5.7	6	10.1	16.7	15.3	15.3	22.8	22	23.1
Return on equity (%)	-	-	-
Employees	301	347	381	433	476	525	552	616	665	723	766	820	868	938	1,009
Total payout ratio	-	-	-	-	-	-	-	33.5	32.3	37.3	-	32.7	21.3	-	146.1

I'LL INCJP:3854